今日取引するべきトップ10の暗号通貨

経験豊富なトレーダーは、暗号資産が持つボラティリティ（価格変動の大きさ）を好みます。大きな利益につながる一方で損失も生み得ますが、24時間365日取引できる点も魅力で、スキャルピングのような戦略に特に向いています。暗号資産はロング（買い）にもショート（売り）にもチャンスが多いからです。この記事では、いわゆる「古参」の中でも特に優秀なデジタル資産トップ10を紹介します。さらに最後には、将来性のある新しい暗号資産のリストも掲載します。

デイトレード向きの暗号資産の選び方

まずはデイトレードについて簡単に説明します。これは24時間以内に暗号資産を売買する取引手法で、日々の値動きから利益を狙います。戦略は多種多様で、語り尽くせないほどありますが、どの手法でも最も重要なのは「取引に適したコインを選ぶこと」です。ここでは、資産を選ぶ際に押さえておきたい重要ポイントを見ていきましょう。

ボラティリティ

まず、短期売買で利益を狙うには高いボラティリティが欠かせません。短期的な値動きが大きいほど利益機会も増えるからです。暗号資産ごとに変動の大きさは異なりますが、基本的には時価総額が小さいトークンのほうが、時価総額の大きい銘柄より急激に動きやすい傾向があります。また、ステーブルコインは最もボラティリティが低いため、デイトレード目的の取引はおすすめしません。

流動性

次に重要なのが流動性です。流動性が高いほど売買が成立しやすく、素早く取引できます。法定通貨、ステーブルコイン、または他のトークンにスムーズに交換できる銘柄を選ぶのが理想です。取引所選びにも注意しましょう。たとえばCryptomus P2Pは、流動性の高いコインを購入しやすく、デイトレードにも適したプラットフォームです。

取引高（出来高）は流動性に直結します。出来高が大きいほど市場が活発で、価格が大きく飛びにくい状態で素早く売買できます。これにより、最適なエントリー（参入）とイグジット（退出）を見つけやすくなります。

デイトレード向き「値動きが大きく利益を狙いやすい」暗号資産ランキング

ここでは、利益最大化に役立つ暗号資産トップ10を紹介します。

• チェーンリンク（LINK）
• モネロ（XMR）
• トンコイン（TON）
• ぺぺコイン（PEPE）
• ビットコイン（BTC）
• イーサリアム（ETH）
• バイナンスコイン（BNB）
• ソラナ（SOL）
• ドージコイン（DOGE）
• トロン（TRX）

チェーンリンク

• 市場ランキング：13位
• 時価総額：$9.49B
• 1日あたりの取引高：$438M

チェーンリンクは、取引高が大きくスリッページも最小限に抑えやすい、流動性の高いアルトコインの代表格です。そのためデイトレードに便利な銘柄として知られています。チェーンリンクはRWA分野とオラクル基盤において重要な役割を担っており、ファンダメンタル面が強いことから長期的にも有望とされています。機関投資家や大規模なブロックチェーンプロジェクトがエコシステムを積極的に活用しており、実資産のトークン化に必要な信頼性の高いデータへの需要も拡大しています。また、LINKは現在2025年の高値から約50%下の水準で推移しており、長期成長を見込む投資家にとって魅力的なエントリーポイントだと捉えられることもあります。

モネロ

• 市場ランキング：15位
• 時価総額：$7.55B
• 1日あたりの取引高：$140M

モネロは、流動性とトレーダーからの安定した関心を併せ持つことから、デイトレード向きの銘柄として評価されることが多いです。その背景には、取引の匿名性（プライバシー性）の高さがあり、これが他の資産との差別化要因になっています。XMRは主要取引所で安定した取引高があり、スリッページを抑えながら素早くエントリー／イグジットしやすい点が魅力です。短時間に何度も取引して利益を積み上げるデイトレーダーにとって、この要素は特に重要です。

さらにXMRは、ボラティリティがありつつも価格の「動きの癖」が比較的読みやすい局面があり、日中に利益機会が生まれやすい傾向があります。サポート／レジスタンス、RSIやMACDなどの典型的なテクニカル分析ツールを用いて、エントリーとイグジットを判断しやすい点もメリットです。

トンコイン

• 市場ランキング：27位
• 時価総額：8.84B
• 1日あたりの取引高：$106.6M

トンコイン（TON）は、The Open Networkのネイティブトークンです。TONはもともとTelegramが開発し、現在は独立したコミュニティによって運営されています。スピード、スケーラビリティ、マスアダプション（大衆利用）を重視して設計されており、超高速かつ低コストの取引、そしてTelegramの10億人以上のユーザーベースとのシームレスな統合により、メッセンジャー内で暗号資産決済、DeFi、ミニアプリを利用しやすい環境を実現しています。

プルーフ・オブ・ステーク（PoS）と高度なシャーディング技術により、トンコインは手数料を低く抑えながら秒間数千件の取引処理が可能です。また、Telegramエコシステムとの統合により流動性が厚く、内蔵のTON Walletや連携取引所を通じて数百万人規模のユーザーが取引できます。この継続的なアクティビティが、デイトレーダーに重要な「高い日中取引高」と「ボラティリティ」を生み、短期で利益を狙う取引をしやすくしています。

ぺぺコイン

• 市場ランキング：43位
• 時価総額：$1.81B
• 1日あたりの取引高：$267.5M

ぺぺコインは、強力なコミュニティに支えられ、暗号資産市場で代表的なミームコインの一つとして知られています。2023年にSNS上のバイラルミームをきっかけに誕生し、多くの人はすぐに熱が冷めると見ていました。しかし実際には想定を覆し、2年にわたり勢いを保ち、トレーダーの支持を集め続けています。

ぺぺコインは高いボラティリティと大きな1日取引高により、短期取引に適しています。この組み合わせによって流動性が高く、需要も強く、価格を大きく崩さずに売却しやすいという利点があります。さらに、手数料が1セント未満に収まるケースが多い点も嬉しいポイントです。

ビットコイン

• 市場ランキング：1位
• 時価総額：$1.79T
• 1日あたりの取引高：$29.4B

BTCは分散型の先駆者であり、時価総額最大のコインです。取引高と流動性が非常に大きいため、デイトレーダーにとって最も定番の選択肢であり続けています。ビットコインは値動きの「予測可能性」が比較的高く、それが利益に結びつきやすいと考えられています。

アルトコインと比べると、BTCは急騰急落が起こりにくい一方で、依然として市場全体をリードしています。また、ビットコインは知名度が非常に高く、市場のトレンドメーカーである点もデイトレードでは重要です。

イーサリアム

• 市場ランキング：2位
• 時価総額：$435.31B
• 1日あたりの取引高：$19.6B

ETHは時価総額2位の暗号資産で、こちらも人気の高い銘柄です。信頼性の高いエコシステムを持ち、多くのDeFiアプリやトークンがそのネットワーク上で稼働しています。さらにスマートコントラクトのプラットフォームとしての役割も重要です。イーサリアムは高い流動性と大きな取引高を備えており、価格変動が大きくなる局面も多いため、トレーダーや投資家にとって魅力的な選択肢となります。

バイナンスコイン（BNB）

• 市場ランキング：5位
• 時価総額：$380.66B
• 1日あたりの取引高：$1.7B

BNBは、著名な暗号資産取引所Binanceが開発したチェーンのネイティブトークンです。手数料割引や限定オファーへの参加など、幅広い特典がある点が特徴です。そのためデイトレードはBNBの人気をさらに高め、短期の利益機会を狙うトレーダーにとっても有力な選択肢になります。需要の拡大と、発展を続けるBinanceエコシステムの影響で、BNBは取引高を大きく伸ばしてきました。

ソラナ

• 市場ランキング：7位
• 時価総額：$74.5B
• 1日あたりの取引高：$2.84B

SOLは処理速度の速さと低いガス代で知られる先進的な暗号資産です。これはプルーフ・オブ・ステーク（PoS）とプルーフ・オブ・ヒストリー（PoH）という2つの強力なコンセンサス機構を組み合わせているためで、手数料を抑えつつ、数千TPS（秒間取引処理数）を効率よく処理できます。またSOLは、金融系やNFTを含む豊富なdAppsエコシステムを持っています。そのため、登場以来イーサリアムの有力な競合として成長してきました。

ドージコイン

• 市場ランキング：9位
• 時価総額：$22.98B
• 1日あたりの取引高：$954M

DOGEは最初期のミームコインであり、暗号資産界で“侮れない存在”としての評価も得ています。実際、ドージコインはジョークプロジェクトとして開発され、明確な実用性は大きくありません。それでも短い歴史の中で何度も急騰急落を経験してきました。多くのデイトレーダーはDOGEの激しい価格変動を好みます。さらに活発なコミュニティが短期的な値動きを生み、利益機会につながりやすい点も魅力です。

トロン

• 市場ランキング：8位
• 時価総額：$26.63B
• 1日あたりの取引高：$646M

TRXは流動性が高く、ポジションの出入りを素早く行いやすい点で有利です。トロンは日中の価格変動が比較的安定して見られることも多く、短い時間の値動きから利益を狙える場面があります。さらに取引コストが安いため、頻繁に取引したい人にとってTRXは扱いやすい銘柄です。

次点の注目銘柄（Honorable Mentions）

最後に、取引所でのパフォーマンスが良く、デイトレードにも向いている暗号資産をいくつか紹介します。

• Render（RENDER）：時価総額 $786.13M、1日取引高 $27.4M。Renderは、超高速（1秒未満）の送金と低いネットワーク手数料により、素早くコスト効率の良い取引がしやすいのが特徴です。さらにサービス需要が高く、厚い流動性と安定した日次取引高につながっています。

• FET：時価総額 $549M、1日取引高 $60M。このコインは、AIベースの技術により高い流動性の機会が生まれやすく、デイトレードにも適しています。

• dogwifhat（WIF）：時価総額 $395.95M、1日取引高 $121.8M。このコインは、帽子をかぶった犬のアイコンで知られ、強いコミュニティ文化と継続的な関心に支えられています。

以上、今回は2024年時点でのデイトレード向き暗号資産を紹介しました。ただし、市場環境はいつでも大きく変化し得るため、トレンドのチェックは欠かせません。最新情報を追いたい場合は、Cryptomusでアカウントを作成し、ブログをフォローすることをおすすめします。また、P2Pプラットフォームでも多くの暗号資産を売買できます。

あなたはデイトレードにどのコインを選びますか？ぜひコメントで教えてください。